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2008年12月20日(土) 18時53分

少数派からも積極登用 オバマ次期政権の閣僚産経新聞

 【ワシントン=有元隆志】オバマ次期米大統領が指名した15人の閣僚候補をみると、米国民の「融合」というオバマ氏の選挙戦での主張を反映し、少数派からも積極的に登用したほか、ノーベル賞受賞者や元プロバスケットボール選手など多彩な顔ぶれとなった。

 黒人がオバマ氏とエリック・ホルダー氏(司法長官)、アジア系が日系のエリック・シンセキ氏(退役軍人長官)と中国系のスティーブン・チュー氏(エネルギー長官)、ヒスパニック(中南米系)が3人となった。女性はヒラリー・クリントン氏(国務長官)ら3人で、ブッシュ現政権の4人よりも1人少ない。

 オバマ氏を含めると平均年齢は55・4歳で、ブッシュ政権の59歳から4歳近く若返る。最年少はショーン・ドノバン氏(住宅都市開発長官)の42歳で、最高齢はシンセキ氏の66歳。

 出身校では、オバマ氏と同じハーバード大出身が2人。多くが大学院を修了している。チュー氏はノーベル物理学賞受賞者として、初の閣僚となる。このほか弁護士出身が5人いる。

 アーン・ダンカン氏(教育長官)はかつてオーストラリアのプロバスケットボールチームに所属した。オバマ氏とホルダー氏も高校時代バスケットボール部に所属していた。

 民主党上院院内総務を務めたトム・ダシュル氏(厚生長官)ら上下両院議員経験者とともに、アリゾナ州知事のジャネット・ナポリターノ氏(国土安全保障長官)ら知事経験者を3人起用するなど、中央と地方のバランスにも気を配った。クリントン前政権で働いた経験のある閣僚は、ヒラリー氏を含め5人となる。

 オバマ氏は党派を超え共和党からも閣僚に起用すると明言してきた。ロバート・ゲーツ国防長官の再任のほか、共和党下院議員レイ・ラフッド氏を運輸長官に指名した。

 閣議には、ジョゼフ・バイデン次期副大統領や国連大使に指名されたスーザン・ライス氏らも加わることになる。

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