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2008年12月20日(土) 18時17分

飲酒ひき逃げ厳罰化を、遺族らが署名活動…大阪・梅田読売新聞

 飲酒運転による事故の犠牲者遺族などで作る全国連絡協議会のメンバーら約20人が20日午前、会社員男性(30)が車に約3キロひきずられて死亡した事件のあった大阪・梅田で、飲酒ひき逃げに対する厳罰を求める署名活動を始めた。

 酒を飲んで事故を起こしても逃走中にアルコールが抜けて危険運転致死傷罪が適用されないケースがあることから、遺族らは「〈逃げ得〉がひき逃げを誘発する」として、2003年から厳罰化を求める署名活動を開始。これまでに約44万人分を集めた。

 兵庫県尼崎市で昨年6月、飲酒事故を起こして逃げていた車に衝突され、タクシー運転手だった夫を亡くした同市内の岩田瞳さん(49)は「(死亡ひき逃げ事件には)すぐに救護していれば助かったかもしれないケースが多い。法改正のために協力してください」と呼びかけた。署名活動は21日も行う。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081220-00000044-yom-soci