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2008年12月19日(金) 23時26分

<防衛省>米製航空タイヤ、4分の1を返品…賠償請求も検討毎日新聞

 防衛装備品商社「サイエンステクノロジートレーディング」(東京都渋谷区)が納入した米国製航空機用タイヤに傷などのある不良品が含まれていたとして、防衛省は19日、約4分の1に当たる52本を返品したと発表した。添付の製造証明書が偽造だった疑いもあり、賠償請求など法的措置を検討している。

 防衛省によると、航空自衛隊が07年2月、U125A救難捜索機用のタイヤ195本(総額約1500万円)を購入。うち52本にゴムの劣化などが見つかった。証明書の製造番号や製造年月日は架空のもので、同社は防衛省に「証明書は元々添付されていた。偽造に関与していない」と説明している。同社納入の暗視装置も模造品だったことが昨年、発覚している。【本多健】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081219-00000156-mai-soci