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2008年12月19日(金) 23時31分

<自民党>大阪で古賀氏自ら釈明「自公で過半数」毎日新聞

 自民党の古賀誠選対委員長は19日夜、大阪市内で開かれた自民、公明両党共催の国政報告会であいさつし、両党の選挙協力見直しに言及した自らの発言を念頭に「選挙協力は広く奥深く、それぞれの政党の歴史・伝統を尊敬し、自公で過半数を取る戦略を作り上げることが大事だ。敵は野党だと忘れずに戦おう」と釈明した。古賀氏は会場で公明党の支持母体・創価学会幹部と会話を交わすなど、関係修復に努めた。

 公明党は次期衆院選で8人の小選挙区候補を擁立するが、関西地区は6人が集中する重点地区。ただ、自民党内では定額給付金など公明党主導の政策への不満がくすぶっており、古賀発言に理解を示す議員も少なくない。古賀氏はあいさつの中で「公明党にも、政策は80%で我慢してもらわないといけないこともあるかもしれない」とクギを刺すのも忘れなかった。【田所柳子】

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