記事登録
2008年12月19日(金) 11時50分

残した仕事が気になって…リストラされた元勤務先に不正アクセス産経新聞

 元勤務先の上司のメールサーバーに不正アクセスしたとして、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターは、不正アクセス禁止法違反の疑いで、東京都品川区中延、会社員、亀井仁司容疑者(38)と国立市富士見台、同、北島勝也容疑者(52)を逮捕した。

 調べでは、亀井容疑者は今年7月9日から10月30日ごろまでの間、退職した土木設計会社の上司(48)や社員のIDとパスワードを使って、16回にわたり不正アクセスした疑い。北島容疑者は7月9日、同じ上司のIDとパスワードを使って、5回にわたり不正アクセスした疑い。

 両容疑者は昨年8月、勤務先からリストラされており、「引き継いだ自分の仕事が順調に進んでいるか確認したかった」などと供述している。2人は同じ動機で、同じ上司のIDを使って不正アクセスをしていたが、それぞれ別に犯行に及んでおり、共犯ではないという。

 元上司が、「メールが受信できないことがある」とレンタルサーバー会社に連絡したことから発覚した。

【関連ニュース】
派遣切り無情…妻と離婚、50歳元教師はホームレス同然
景気悪化で解雇、日系3世男性の悲哀「私たちは部品じゃない」
「派遣切り」悲鳴殺到 職も住も失い…「年が越せない」
新車販売、来年は500万台割れ リストラ拍車の恐れ 自工会予測
三菱マテ、400人打ち切り 契約社員リストラ、非鉄で初

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081219-00000554-san-soci