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2008年12月19日(金) 04時52分

野党の雇用法案、きょう参院通過=与党は棄権へ時事通信

 参院は19日午前の本会議で、民主、社民、国民新の3党が共同提出した雇用対策関連4法案を、共産党を含む野党の賛成多数で可決、衆院に送付する。参院厚生労働委員会での18日の採決強行に反発する与党は、採決直前に退席する方針。四法案は衆院で審議されないまま、会期末に継続審議か廃案となる見通しだ。
 参院本会議は四法案の採決に先立ち、自民、公明両党提出の岩本司厚労委員長解任決議案を、野党の反対多数で否決する。同様に両党が提出した西岡武夫議院運営委員長解任決議案の本会議への上程は見送られる見通しだ。
 4法案は、(1)解雇された非正規労働者らに住居や生活支援金を提供(2)契約期間中の非正規労働者の解雇の制限(3)相当な理由がない限り採用内定の取り消しを認めず、悪質なケースは社名を公表−などが主な内容。 

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