記事登録
2008年12月19日(金) 00時00分

六角紫水展入場者1万人達成中国新聞

 広島県立美術館(広島市中区上幟町)で開催中の「『国宝』を創(つく)った男 六角紫水展」の入場者が18日、1万人に達した。

 広島市安佐北区の主婦大津多賀子さん(54)。同美術館の大西博臣事務局長から図録などの記念品を贈られ「紫水を初めて知り、作品をぜひ見たかった。繊細な装飾美がすばらしいですね」と喜んでいた。

 江田島市出身の漆芸家、六角紫水の業績をたどる同展は代表作「刀筆天部奏楽方盆」など約200点を展示。紫水が制作に携わった大正天皇ゆかりの書棚や、修復を手がけた中尊寺金色堂の勾欄(こうらん)など貴重な文化財や、弟子で人間国宝の松田権六たちの作品も並ぶ。

【写真説明】1万人目の記念品を受け取る大津さん(左)

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812190039.html