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2008年12月19日(金) 18時26分

川崎市が「藤子さんミュージアム」建設へスポーツ報知

 川崎市は19日、人気アニメ「ドラえもん」の作者、故藤子・F・不二雄(本名・藤本弘)さんの作品などを集め、川崎市多摩区に建設予定の「ミュージアム」の基本構想を発表した。原画の展示を中心にドラえもんの世界が体験できる施設ができるという。

 著作権を管理する藤子プロ(東京都新宿区)が2010年4月ごろ、生田緑地にある向ケ丘遊園の跡地の一部に着工し11年の秋に完成予定。運営は藤子プロが中心となり、建物は市に寄贈される。市は、土地の所有者の小田急電鉄から遊園地跡地の約5000平方メートルを借り上げることで19日、合意した。

 ミュージアムは約2800平方メートルで、「ドラえもん」や「パーマン」など人気作品の原画や映像の展示と体感型施設のほか、キャラクターが置かれた庭やレストランもできる。

 阿部孝夫市長は同日の記者会見で「ドラえもんの誕生日とされる9月3日に合わせて開館したい」と笑顔で語った。

 藤子プロの伊藤善章社長は「夢や希望、勇気など作品の持つメッセージを次世代に伝えていきたい」とのコメントを出した。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081219-OHT1T00243.htm