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2008年12月19日(金) 17時42分

「取引無効」元本含め賠償命じる=五菱会ヤミ金訴訟−高松高裁時事通信

 指定暴力団山口組旧五菱会系のヤミ金融事件で、愛媛県の被害者11人が元グループ最高責任者梶山進受刑者(59)に、計約3500万円の損害賠償を求めた訴訟の差し戻し控訴審判決が19日、高松高裁であった。矢延正平裁判長は、被害者全員の元本分を含め計約2400万円の支払いを命じた。
 同裁判長は、元本となる貸付金について「違法に金員交付を受けるための道具にすぎない」と指摘。「取引は法律上無効」とした。 

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