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2008年12月19日(金) 19時21分

10万9000人が返送=裁判員候補者の調査票−最高裁時事通信

 来年から始まる裁判員制度で、最高裁は19日、辞退理由の調査票を送った約30万人の裁判員候補者のうち、約10万9000人が期限の15日までに回答を返送したと発表した。調査票が届かなかったり、受け取りを拒否したりした人も約2700人いた。
 調査票では、就任が禁止されている職業に当たるかや、70歳以上の人や学生らには辞退を希望するかを確認。これ以外の人も、親族の介護や仕事などの理由で裁判員になることが特に難しい月を、2カ月まで申し立てられる。辞退希望がない人は回答の必要はない。回答の内訳は、最高裁が今後とりまとめる。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081219-00000177-jij-soci