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2008年12月19日(金) 00時00分

ワケギ出荷量向上へ皮むき機中国新聞

 ワケギ出荷量が全国一のJA尾道市は、風水圧を利用するワケギの皮むき用機械4台を初めて導入した。市が事業費の半額を補助。農家の作業効率を上げ、担い手不足や高齢化などで減少が続く出荷量の向上につなげる。

 管内最大の産地、向島町岩子島の出荷施設では2台の機械が今月から稼働。農家が青々と育ったワケギを長さ約4メートルのベルトコンベヤーに載せ、風圧と水で余分な葉を吹き飛ばしていく。

 JA尾道市によると、多くの農家が使う家庭用の機械では、コンテナ1個分のワケギの皮むきに1時間を要する。今回導入した機械の能力は1時間でコンテナ7、8個分。空いた時間を栽培面積の拡大や病害虫の予防、兼業などに生かせる。

【写真説明】ワケギを皮むき用機械のベルトコンベアーに載せる生産者ら

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812190021.html