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2008年12月18日(木) 22時32分

東海道新幹線のネット接続サービス、来年3月のダイヤ改正で開始Impress Watch


 JR東海は18日、東海道新幹線 N700系(東京〜新大阪間)の車内インターネット接続サービスについて、2009年3月のダイヤ改正と同時に開始すると発表した。「HOTSPOT」と「Mzone」、「BBモバイルポイント」「UQ Wi-Fi」が対応する。

 N700系車内でのインターネット接続サービスは、事前に契約した公衆無線LANサービスのIDとパスワードを使って、無線LANによるインターネット接続が可能なサービス。車内での通信速度は、下り最大2Mbps、上り最大1Mbpsになる。また、乗換情報などを掲載したポータルサイトも開設される。

 JR東海では、2006年6月にサービス概要を公開。その後、2008年6月にNTTブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)と提携して、サービス準備を進めていた。

 今回、2009年3月のダイヤ改正に合わせて、車内インターネット接続サービスの提供を決定。当初の対応サービスは。NTTコミュニケーションズの「HOTSPOT」、NTTドコモの「Mzone」「mopera U(U『公衆無線LANコース』)」、ソフトバンクテレコムの「BBモバイルポイント」、UQコミュニケーションズの「UQ Wi-Fi」。

 上記サービスの契約者であれば、車内インターネット接続サービスのほか、東海道新幹線の全17駅での無線LANサービスの利用が可能になる。駅内での通信速度は、最大54Mbps。

 なお、対応サービス事業者のうち、UQコミュニケーションズ(UQ Com)の「UQ Wi-Fi」は新規の公衆無線LANサービスとなる。UQ Comでは、2009年2月よりモバイルWiMAXの提供を予定しているが、ユーザー利便性を向上させるため公衆無線LANサービスの提供を決定したという。

 UQ comによれば、具体的な料金体系やサービス開始日は、2009年以降に予定するモバイルWiMAXのサービス発表と合わせて公表する考えという。なお、今回のN700系および東海道新幹線の駅以外の提供エリア拡大は、現時点で未定としている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081218-00000057-imp-sci