記事登録
2008年12月18日(木) 17時22分

雇用法案、19日に参院通過=与党反発、委員長解任案提出へ時事通信

 民主、社民、国民新の野党3党が提出した雇用対策関連4法案は18日夕の参院厚生労働委員会で採決され、可決した。4法案は19日の参院本会議で野党の賛成多数で可決、衆院に送付される。与党は衆院では審議せず、会期末に継続審議か廃案とする考えだ。
 参院厚労委の岩本司委員長(民主)は18日夕、質疑終局を宣言。与党議員が委員長席に詰め寄り抗議する中、採決を強行した。
 これに先立つ質疑で、公明党の山本博司氏は「野党提出の法案は後追い。年末年始の対応ができていない偽物の法案だ」と雇用法案を厳しく批判した。一方、提案者である民主党の福山哲郎氏は答弁で「今の政府のやっている施策を加速させる形で賛同を願いたい」と与党側に呼び掛けた。
 与党は採決強行に反発、岩本委員長の解任決議案を19日の参院本会議に提出する方針だ。 

【関連ニュース】
〔写真ニュース〕非正規専用の支援センター開設=厚労省
臨時職員で50人採用=非正規労働者の解雇に対応
非正規労働者の雇用確保を=共産委員長が経団連に要求
東京に非正規専用の支援センター=名古屋、大阪は19日から

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081218-00000132-jij-pol