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2008年12月18日(木) 13時44分

「受け止めるしかない」=現時津風親方、涙で謝罪−力士死亡事件判決時事通信

 大相撲の時津風部屋で起きた力士死亡事件で、若手力士3人に対する有罪判決が出た18日午前、東京都墨田区両国の同部屋では、現時津風親方(元幕内時津海)が「判決を受け止めるしかない」と厳しい表情で語った。
 日本相撲協会は有罪なら解雇する方針を決定済み。同親方は「社会に出てもしっかり頑張ってほしい」と話した。
 事件後に解雇された前師匠に代わって部屋を継いだ立場だが、改めて斉藤さんと遺族に謝罪の言葉を述べ、「相撲協会と相撲を愛する全国の皆さんにご心配をお掛けしたことをおわびしたい」と涙ぐんだ。
 部屋継承後は「けいこは厳しくやるのは当たり前。しっかり見て、その子にあったけいこで鍛えたらいい」との考えで指導しているという。
 一方、日本相撲協会の武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)も、東京都荒川区の武蔵川部屋で判決を知ったが、「まだ正式な報告を受けていない」と話すにとどまった。 

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