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2008年12月16日(火) 13時05分

舛添厚労相、ハローワーク視察 特別窓口に初日1267件の相談産経新聞

 雇用対策の現場を見るため、舛添要一厚生労働相は16日、東京都足立区千住の「ハローワーク足立」を訪れ、15日にスタートした特別相談窓口などの視察を行った。

 特別相談窓口は、社員寮などの退去を余儀なくされた人向けの雇用促進住宅の入居あっせんや、住宅入居初期費用の貸し出しなどを行うために、全国187カ所のハローワークに設置されている。

 舛添厚労相は特別相談窓口をはじめ、高齢者相談コーナー、34歳以下が対象のヤングコーナー、子育てしながら就職を目指すマザーズコーナーなど、職員の説明を聞きながら足早に館内を見て回ると、「待ち時間もなく、一人一人に対し、きめ細かい支援態勢が整っていた」と感想を述べた。

 しかし、「今後、大量に求職者が増えれば同じような支援ができないかもしれない」とも話し、「全国にあるハローワークの強みを生かし、県境を越えた支援をしてほしい」と各ハローワークへ要望した。

 厚労省によると、初日に全国から特別相談窓口に寄せられた相談は計1267件で、そのうち、入居費用の貸し出しに関する相談は255件あった。雇用促進住宅の相談は209件あり、57人の入居がすでに決まった。ほかには、社員寮付きの求人相談なども多く寄せられたという。

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