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2008年12月15日(月) 17時42分

共謀問われた組幹部に無罪=弁護士「偽証拠」提出事件−宮崎地裁時事通信

 担当した刑事裁判で別の真犯人がいると偽った証拠を提出したとして弁護士らが起訴された事件で、弁護士と共謀したとして証拠隠滅罪に問われた指定暴力団幹部長谷川貴久被告(34)の判決公判が15日、宮崎地裁であった。神谷厚毅裁判官は「犯罪の証明がない」として無罪(求刑懲役1年6カ月)を言い渡した。
 長谷川被告は2006年2月、弁護士山本至被告(54)=同罪で公判中=と共謀し、山本被告が弁護人を務める盗品等有償譲り受け罪で起訴された組員を無罪にするため、別の男性2人に「わたしたちのやったことです」などとの虚偽の書面を作成させ、同地裁に証拠提出したとして起訴された。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081215-00000094-jij-soci