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2008年12月15日(月) 15時57分

元プロテニス選手に懲役6月求刑 元AV女優に大麻譲り渡す産経新聞

 交際相手に大麻を譲り渡したとして大麻取締法違反の罪(譲渡)に問われた元プロテニス選手、宮尾祥(じょう)慈(じ)被告(27)の初公判が15日、東京地裁(高橋徹裁判官)で開かれた。宮尾被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。検察側は「大麻をほぼ毎日使用した。夢を与える立場なのに安易に手を染めた」として懲役6月を求刑、弁護側は寛大な判決を求めて結審した。判決は22日。

 検察側は、冒頭陳述で宮尾被告がプロになってから約1年がたった平成17年ころから大麻の使用を始めたと指摘。宮尾被告は被告人質問で、大麻を始めたきっかけを「先輩選手に勧められた」と述べた上で「けがで結果が出せなくなり、吸ってしまった」とした。

 起訴状によると、宮尾被告は10月12日ころ、東京都港区のマンションで、当時の交際相手だった元AV女優(23)=大麻取締法違反罪で懲役1年6月、執行猶予3年の判決が確定=に乾燥大麻約0・7グラムを譲り渡した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081215-00000545-san-soci