「赤毛のアン」の刊行100年を記念した企画展「モンゴメリの冬物語—アンとエミリーの世界—」(中国新聞備後本社後援)が2月28日まで、福山市丸之内のふくやま文学館で開かれている。
「赤毛のアン」と「ニュー・ムーン農場のエミリー」シリーズの2つの物語を、冬の場面を中心に紹介する。事前に同館を訪れた作者モンゴメリの孫ケイト・マクドナルドさん(51)が「作品が世界の人を魅了し続け、うれしい」とメッセージを寄せている。
初版本をはじめ、書籍や人形など412点を展示。物語の舞台プリンスエドワード島の写真や愛好家が作った家の模型を通じ、主人公の暮らしぶりが想像できる。翻訳者村岡花子の原稿もある。
23日午後1時半から、村岡の孫村岡恵理さんの講演会がある。一般500円、中高生300円、小学生200円。月曜と29日—1月3日は休館。
【写真説明】アンの暮らしがうかがえる展示