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2008年12月15日(月) 00時00分

車に米軍の流れ弾か 沖縄、演習場近く中国新聞

 沖縄県金武町伊芸の民家で、敷地内に駐車していた乗用車の前部ナンバープレートから、銃弾のような金属片が一個見つかっていたことが十四日までに、石川署の調べで分かった。

 現場は、米軍演習場があるキャンプ・ハンセンから二百—三百メートルの距離で、同署は「流れ弾の可能性がある」とみて米軍側に照会するとともに、器物損壊事件として金属片の鑑定を急いでいる。

 調べでは、十三日午後七時半ごろ、車の所有者の男性(25)が「ナンバープレートが壊された」と一一〇番。署員が調べたところ、プレート表面に楕円だえん形の穴があった。二層構造になったプレートの内部に長さ約四・五センチ、直径約一センチの銃弾のような金属片が挟まっていた。

 男性の祖母(70)は「十日午後三時半ごろ、車の後ろにいたら『バーン』という大きな音が一回聞こえ、振り返ると車の前部から白煙が上がっていた」と話した。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200812150040.html