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2008年12月15日(月) 00時00分

有形文化財に県内40件 岡山中国新聞

 「最上稲荷(いなり)」として親しまれている妙教寺(岡山市高松稲荷)など岡山県内3カ所、計40件の建造物が、文化審議会の答申を受けて登録有形文化財となることが決まった。県内の登録数は66カ所、207件となる。

 妙教寺は日蓮宗から独立した最上稲荷教の総本山。入り母屋造り二重仏堂の本堂(1882年建築)、外面に笠岡諸島北木島産の花こう岩を張った仁王門(1957年建築)など33件が登録される。境内(約4万5000平方メートル)の南側には供養、北側には祈願を行う堂舎がそれぞれ多数立ち並び、神仏習合を示す貴重な景観として評価された。日本三大稲荷の一つとされ、年末年始は多くの参拝客でにぎわう。

 県内ではほかに、宝福寺(総社市井尻野)の方丈など6件と日本基督教団倉敷教会(倉敷市鶴形)の教会堂の登録が決まった。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812150023.html