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2008年12月15日(月) 00時00分

高齢者らに優待バス乗車証中国新聞

 山口県上関町の柏原重海町長は、来年2月からバス運賃補助制度を導入する方針を明らかにした。町内に住む65歳以上のお年寄りや障害者らが対象で、300円以上の運賃を町が負担する。

 町は12日に開会した町議会定例会で、2、3月分の事業費240万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を提案した。町は原発建設を計画する中国電力から、これまで2回計8億円の寄付を受けており、一般財源の剰余金を積み立てた「町ささえあい基金」から事業費分を補正予算案に繰り入れる。

 制度は、利用者の申請に応じて「福祉優待バス乗車証」を交付。防長交通の上関—柳井駅前間の路線バスに乗った際、この乗車証を示した上で1回の乗車につき300円を支払う。現行運賃との差額は町が負担する。最長区間の町の負担額は780円となる。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812150026.html