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2008年12月14日(日) 07時00分

豪華!OZMA“百恵流”ラストライブスポーツニッポン

 年内での引退を発表したDJ OZMA(年齢非公表)が13日夜、横浜アリーナでラストコンサートを行った。「きょうが最後。始まりがあれば終わりがある」と満員の観客1万人に別れを告げ、3時間20分にわたって笑いに満ちあふれたステージを展開。最後は山口百恵さん(49)ばりにマイクをステージに置いて2年9カ月の活動を締めくくった。

 ラストは素っ裸になった。バックダンサーのPANCHO、夜王KING純一(ともに年齢非公表)に純白スーツを引き裂かれ、パンツ一丁に。ステージ上の階段を上がり途中で立ち止まると、禁断の1枚を下げ客席に投げ入れた。丸見えになったお尻に客席からは悲鳴に似た歓声と笑い声。そのまま階段を上りきり、顔だけ振り返ってステージ後方に消えていった。

 06年のNHK紅白歌合戦では“裸ボディースーツ”を取り入れた演出で物議を醸したが、物おじせず最後までエンターテイナーの意地を見せた。「ここは隠れキリシタンの集い。外に出たらOZMAのファンを公言しないように。オレの写真があったら踏もう。EXILEを好きと言おう」。別れを惜しむ言葉はない。放送禁止用語も飛び出すなど絶好調だ。

 最後の曲は「アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士」のバラード版。ステージをしっとりと締めくくると「駆けめぐった3年間。生んでくれたお父さん、お母さん。育ててくれたお父さん、お母さん。本当にありがとう」と最後まで冗談を言い天を仰いだ。会場には百恵さんが80年の引退公演で最後に歌唱した「さよならの向う側」のメロディー。神妙な顔つきでステージにマイクを置いた。

 ダンサーとバンドのメンバーは計150人。総製作費2億円を費やした。裸のダンサーは股間を天狗(てんぐ)のお面やうちわで隠すなどハレンチを極め、最新曲「MASURAO」など33曲を披露した。

 来年からは顔も声もそっくりな自称「友人」の綾小路翔(年齢非公表)が属するバンド「氣志團」が再始動する見込み。希代のエンターテイナーの魂は受け継がれる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081214-00000045-spn-ent