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2008年12月14日(日) 03時04分

すかいらーくが低価格路線加速、ガストなど新規100店計画読売新聞

 ファミリーレストラン大手すかいらーくが低価格店「ガスト」を中心に2009年の1年間だけで100店の新規出店を計画していることが13日、明らかになった。

 消費者の節約志向が09年にはますます強まるとにらみ、低価格路線への転換を加速する。

 すかいらーくは野村証券系投資ファンドなどの支援を受けて経営再建中で、グループのファミリーレストラン約2700店舗のうち、不採算の約200店舗を09年中に閉店する。

 一方で、「すかいらーく」ブランドの店舗を廃止し、「バーミヤン」「夢庵」の不振店舗を中心に約260店舗を「ガスト」などに衣替えする。併せて、都市部を中心に100店を新規出店することで、低価格化を急ぐ。

 再建計画の一環で今年8月に500人規模の人員削減を発表しているが、新規出店で削減幅の圧縮につながる可能性がある。すかいらーくは、これらの店舗戦略を盛り込んだ再建計画案について、15日にも銀行団から了承を得たい考えだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081213-00000058-yom-bus_all