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2008年12月14日(日) 02時02分

<雑記帳>アイヌ神事「カムイノミ」 200年ぶりに毎日新聞

 北海道釧路管内鶴居村の森林セラピー拠点「山崎山林」にあるアイヌ民族のチャシ(とりで)跡で13日、祈りの儀式「カムイノミ」が行われた。この地での儀式は200年以上途絶えていたとみられ、参加者は神々との久しぶりの“再会”を喜んだ。

 秋辺得平・道ウタリ協会釧路支部長が企画。ツアー客を含む計10人が雪に覆われた現場にござを敷いて火をおこし、祈りや神酒をささげた。

 秋辺氏は「アイヌ文化の伝承には最高の場所。いっそ住みたいくらい」とべたぼれ。「今後も、アイヌの知恵を学んでもらう象徴的な場所になれば」と祈りに思いを込めた。【山田泰雄】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081214-00000003-mai-soci