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2008年12月14日(日) 00時57分

米サブプライムローン収拾担当の住宅長官にドノバン氏読売新聞

 【ワシントン=黒瀬悦成】オバマ次期米大統領は13日の週末ラジオ演説で、次期政権の住宅都市開発長官に、現在ニューヨーク市の住宅保全開発局長を務めているショーン・ドノバン氏(42)を起用すると発表した。

 全世界に波及した金融危機の発端となった、サブプライムローン(低所得者向け住宅融資)の焦げ付き問題の収拾に当たる。

 ドノバン氏はニューヨーク市で局長を務めていた当時、低所得者向け住宅の普及で実績を上げる一方、サブプライムローンの焦げ付きによる住宅差し押さえを最小限に食い止めた。クリントン前政権下では住宅都市開発省の次官補代理だった。

 オバマ氏は演説で、連邦政府の住宅対策の改善に向け、「新しい活力と創意、指導力が必要だ」と述べ、ドノバン氏への期待を強調した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081214-00000001-yom-int