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2008年12月14日(日) 09時59分

就職セミナーに大学生殺到中国新聞

 2010年春卒業予定の大学生を対象とする2つの就職セミナーが13日、東広島市内で相次いで開かれた。景気後退で「就職氷河期」の再来が懸念されており、学生は危機感を募らせていた。

 広島国際大では、全国私立大学就職指導研究会が「中国・四国オープンセミナー」。大手企業を中心に22社が企業概要や仕事を説明した。前回より4割多い約1850人が詰めかけ、立ち見も出る部屋もあった。広島修道大3年の粟村結衣さん(20)は「これまでは売り手市場といわれてきたがもう甘くない」と耳を傾けた。

 広島大は、包括的連携協定を結ぶ中国新聞社、広島大消費生活協同組合と合同でセミナーを開催。広島県内を中心に16社がブースを構えた。約100人が参加し、経済学部3年の三吉由利佳さん(20)は「他の企業説明会は昨年以上に学生が殺到していると聞く。就職競争は激化しており、早めに活動を進めなければ」と真剣な表情。

【写真説明】採用担当者(左側)からら業務内容を聞く大学生(東広島市の広島大キャンパス)

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812140024.html