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2008年12月14日(日) 18時33分

銘板に震災死者の名17人刻む 阪神大震災モニュメント産経新聞

 阪神大震災の犠牲者の名前を刻む「慰霊と復興のモニュメント」(神戸市中央区)にあらたに17人の名前が加えられることになり、14日遺族らが故人の名前が書かれた銘板を取り付けて冥福(めいふく)を祈った。

 新たに追加されたのは、行政が認める震災死者(6434人)に含まれる7人と、震災後に病気や心労などで死亡した「関連死」10人の計17人。モニュメントに刻まれた名前は4855人となった。

 大阪市淀川区の村上嘉代子さん(65)は、西宮市に住んでいた父親の柏原數元(かずもと)さん(77)、弟の靖史さん(41)、おいの雄也さん(12)を一度に亡くした。

 自宅が全壊し、3人ともほぼ即死だったという。

 この日銘板を取り付けた村上さんは「震災で亡くなった方々の仲間に入れていただくことができました。これで家族が亡くなった後もみなさんに見守っていただけます」と話していた。

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