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2008年12月14日(日) 19時25分

<C型肝炎訴訟>日本製薬と和解合意 提訴6年で全面終結へ毎日新聞

 薬害C型肝炎訴訟で、全国原告・弁護団と被告会社「日本製薬」(東京都千代田区)は14日、事実上の和解にあたる基本合意書に調印した。国と別の被告企業2社とは既に合意を結んでおり、提訴から約6年を経て訴訟は全面終結する。

 調印式では、日本製薬の三浦勉社長が「被害の発生と拡大を防止できなかった責任を認め、心より深くおわび申し上げます」と陳謝し、「製薬会社として深く反省し、より安全な血液製剤の研究開発に努める」と誓った。原告側は「たった1度きりの人生を踏みにじったことを永遠に忘れないで下さい。薬害を起こさないために、何ができるか真剣に考えていただきたい」と訴え、再発防止などを求めた。

 同社の血液製剤で感染した原告36人は、この合意を受けて、裁判所で損害賠償の請求権を放棄して訴訟を終結させる。【銭場裕司】

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