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2008年12月14日(日) 15時27分

図書館にも“ゆるキャラ”! コマツナ、ウサギ?など産経新聞

 ■埼玉代表■ ハッピーこまちゃん(八潮市と越谷保健所草加分室がつくったコマツナのマスコットキャラクター)

 全国有数の八潮市の名産品、コマツナを広く食べてもらうため、平成13年度に誕生した。1歳児なのに身長170センチ。八潮の「八」と“ハッピー”をかけたハッピが「日本一似合う」と自負している。

 子供たちへのアピール力は絶大で、こまちゃんが同行した食育教室では「こまちゃんのために」と、苦手なコマツナを克服する子供たちの姿が多数目撃されている。

 性別がないため、男女共同参画系のイベントにもかり出されるなど、活動の幅は広がるばかり。働きすぎて頭のコマツナが“破れる”こともあるが、「みんなを健康にすること」を夢見て頑張っている。

 13年度に作られた着ぐるみはすでに賞味期限切れで、近く新鮮な状態で帰ってくるといううわさもある。

 作者は保健所の50代女性職員だが、異動にともない、現在は行方が分からなくなっているという。

  ■写真で見る■ゆるキャラと言ったらやっぱり…

 ■山梨代表■ 本探偵ジッポ・ホンムズ一世(県立図書館キャラクター)

 平成5年10月生まれで、特徴は▽学問を追究し、真実をとらえる澄んだ瞳▽質問を正確に聞く耳▽情報をキャッチするセンサーとなるしっぽ▽情報を迅速に提供するための俊足を持つ。

 図書館の電算化に伴い、検索などで使う利用者用端末機に登場。絵は職員の石原みゆきさん(38)が担当、職員約20人が特徴を考案した。

 あらゆる方角などを示す「四方」、「十方」(じっぽう)から「ジッポ君」という名が生まれ、名探偵「シャーロック・ホームズ」をかけあわせて決まった。季節や場面などに合わせ、さまざまな洋服姿で登場、子供たちに大人気だ。

 ■岩手代表■ おに丸くん(北上市観光キャラクター)

 北上市で平成11年に開催された全国高校総体(インターハイ)の啓発用キャラクターとして、6年に市内の民間会社が同市の代表的な民俗芸能・鬼剣舞をイメージして考案。14年に市に商標権が移転され、観光PRに活用されている。

 特技、趣味は鬼剣舞。身長は2メートルを超える。市主催のイベントのほか、各団体の運動会や農業祭などの催しに貸し出されているが、最近は老朽化(汚れ)が激しく、やや出番が少ないのが悩みの種? いまのところ2代目をつくる計画はないそうだ。

 昨年9月に雫石町・小岩井農場で開かれた「いわて食と観光フェスタ2007」のゆるキャラ選手権では「かっこいいで賞」を受賞するなど、地元の人気者としてゆるぎない地位を確立している。

 ■東京代表■

 さんまくん(目黒区内図書館の貸し出し券キャラクター)

 平成3年生まれ。区内8カ所の図書館で活躍。本好き区民にくっついて生息。細い腕に、本を抱えるなどひそかに本好きのようだ。目黒といえば、さんま。

 スマートな身体で、控えめな印象を与えるが目黒区民の大切なキャラとしてかわいがられている。区内外から貸し出し券キャラ以外での出番を望む声が高まれば、将来的には活躍の場が広がるかもしれない。

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