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2008年12月14日(日) 14時14分

キューバのラウル議長、初外遊=ベネズエラで協力強化確認時事通信

 【サンパウロ14日時事】キューバのラウル・カストロ国家評議会議長は13日、南米の同盟国ベネズエラを訪れ、反米強硬派チャベス大統領と会談した。今年2月にフィデル・カストロ前議長の引退に伴い就任して以来、議長の外遊は初めて。米国と対立して社会主義路線を追求する両国は、協力関係のさらなる強化で一致した。
 両首脳は、石油精製や技術者育成などで連携をうたった3覚書に署名。新規を含め173の分野で約20億ドル規模の投資協力実施も確認した。チャベス大統領は「ラテンアメリカにはキューバとベネズエラが率いる革命がある。この革命は今後も続き、拡大していく」と述べ、反米志向の地域の友邦国などと連携を深める方針を示した。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081214-00000027-jij-int