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2008年12月13日(土) 11時55分

広島で派遣13人が生活保護申請 マツダの契約打ち切り東京新聞

 自動車メーカー、マツダ(広島県府中町)の国内工場減産に伴い、同社や関連会社からの派遣契約打ち切りが決まった13人が広島市に生活保護を申請、うち7人が支給決定を受けていたことが13日、分かった。残り6人は審査中という。

 マツダは宇品工場(広島市南区)の派遣社員約800人の年内削減を決めており、既に大半が契約を終えている。

 市健康福祉企画課によると、11月以降、マツダの関連工場などで働いていた16人が「12月中に寮を出なければならない」「蓄えがないので生活できない」などと市に相談、うち13人が生活保護を申請した。

 雇用保険だけで生活できない場合、不足分が生活保護で賄われる。

 マツダ関連以外でも、派遣契約を打ち切られた6人が相談に訪れたといい、同課の林義雄保護担当課長は「雇用対策が進まないと、申請が増えるかもしれない。困っている人には、きちんと保護が受けられるよう対応したい」と話している。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008121301000240.html