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2008年12月13日(土) 11時48分

化石賞、日本4度目の1位 劣等国の烙印東京新聞

 【ポズナニ(ポーランド)13日共同】気候変動枠組み条約第14回締約国会議(COP14)で、日本は最終日の12日、地球温暖化対策に後ろ向きな国・地域に非政府組織(NGO)から贈られる「化石賞」の1位を受賞した。1日に始まったCOP14で日本の1位受賞は4度目。さらに、会議全体を通じた「年間化石賞」では、カナダに次ぐ2位の“不名誉”を獲得した。

 日本はサミット議長国として意気込んで会議に臨んだが、会議中の発言などから賞を選定する各国のNGOに、温暖化への取り組みで「劣等国」の烙印を押された形だ。

 授賞理由は、温暖化対策の「進展を妨害していないと言い張ったこと」で、オーストラリアなどとの共同受賞。昨年末にインドネシア・バリ島で開かれた前回会議の決定を今回も再確認しただけで「それ以上進めるのを拒んだ」と指摘された。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008121301000177.html