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2008年12月13日(土) 10時14分

マツダ17万台超に減産拡大も中国新聞

 マツダは12日、世界的な需要減を受け、本社工場(広島市南区、広島県府中町)と防府工場(防府市)で減産を拡大すると発表した。1月から両工場の夜間操業を休止。本年度下期(10月—来年3月)の減産幅は、10月に発表した7万3000台から2倍以上膨らみ、17万3000台以上に拡大する可能性を示した。

 米国市場の低迷に加え、得意とする欧州市場なども販売環境が急速に悪化。10月の減産発表から約1カ月半で追加減産に踏み切った。本年度の国内生産は2年ぶりに100万台割れとなる見通しだ。

 当面は1月6—31日、昼夜2勤の工場勤務を昼勤だけに変更。生産現場の従業員は1週間ごとに勤務と休暇を繰り返す。減産で両工場が一部休業するのは、米中枢同時テロの影響を受けた2001年11月以来、約7年ぶりとなる。

 追加減産に伴い、1月末までに契約満了を迎える防府工場の派遣社員約200人を削減する。自然減も含めると、両工場で約1800人いた派遣社員は1月末までに約200人となる見通し。また、公表していた防府工場に加え、本社工場でも今月25、26日に休業する。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812130068.html