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2008年12月13日(土) 10時14分

時計塔を映像で復活 尾道商中国新聞

 尾道市向東町の丘にあった時計塔を映像でよみがえらせる尾道商高の「おのみち時計塔復活プロジェクト」が12日夜、始まった。

 プロジェクトは、3年生17人が授業の一環で企画。午後6時、同町の民家の屋上からつるした帆布(長さ12メートル、幅2.7メートル)にプロジェクターで映写すると、白い塔の姿が浮かび上がった。対岸では生徒や市民らが双眼鏡をのぞいたり写真を撮ったりしていた。

 時計塔は1926年に地元の造船会社が建設。50年代に取り壊されるまで、尾道水道を行き交う船に時刻を知らせていた。その歴史を掘り起こそうと、生徒たちが準備を進めてきた。映写は14日までの午後6—9時。雨天中止。

【写真説明】向島の丘に浮かび上がる時計塔の映像。手前は日立造船鉄構向島事業所の工場(12日午後6時10分)

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812130047.html