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2008年12月13日(土) 11時24分

花街で舞妓ら「事始め」スポーツ報知

「事始め」で京舞家元、五世井上八千代さん(左)から祝いの舞扇を受け取る舞妓

 京都・祇園などの花街で迎春準備を始める伝統行事「事始め」が13日あり、舞妓(まいこ)や芸妓(げいこ)らが芸事の師匠宅へ向かい「おめでとうさんどす」とあいさつを交わした。花街は一足早く、新春の華やいだ雰囲気に包まれた。

 京都市東山区の京舞家元、五世井上八千代さん(52)方には午前10時ごろから舞を習う舞妓らが色鮮やかな着物姿で訪問。ひな壇に弟子から贈られた鏡もちが約90個並ぶけいこ場で、両手をついて「来年もおたの申します」と頭を下げた。八千代さんは「来年ももっとおきばりよしや」と笑顔で声を掛け、祝いの舞扇を手渡した。

 事始め後の花街では年末にかけて「おことう(事多)さんどす」と声を掛け合うようになる。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081213-OHT1T00171.htm