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2008年12月13日(土) 06時02分

“変態”厚労省キャリア、地下鉄内で脚を盗撮!スポーツ報知

盗撮容疑で逮捕された中沢容疑者が勤務する国立医薬品食品衛生研究所

 警視庁池袋署は12日までに、地下鉄内で女性のスカートの中を携帯電話のカメラで撮影したとして、都迷惑防止条例違反の現行犯で、厚生労働省の東大卒キャリア技官で、国立医薬品食品衛生研究所薬理部長の中沢憲一容疑者(50)を逮捕した。

 調べによると、中沢容疑者は11日午後8時ごろ、東京メトロ副都心線急行下り電車の新宿3丁目〜池袋間で、向かい側に座っていた保育士の女性(24)のスカートの中を携帯電話で隠し撮りした疑い。中沢容疑者の隣に座っていた男子大学生(18)が気づき、ほかの乗客と一緒に取り押さえ、池袋駅で駅員に引き渡した。中沢容疑者は厚労省の施設である世田谷区用賀の研究所での勤務を終え、帰宅途中だった。「酒の勢いもあって、脚を撮りたくなった」と容疑を認めているという。

 中沢容疑者は東大から東大大学院に進み、1987年に薬学系研究科博士課程を終えて、薬学博士の学位を取得。同年、同研究所の研究官となった。生物系薬学を研究し、06年に薬理部長に昇進。同所では所長、センター長に次ぐナンバー3の幹部だった。同所職員によれば中沢容疑者の勤務状況に異変はなく、問題行動を起こすことはこれまでなかったという。

 厚労省はこの1年、外局の社会保険庁の年金不祥事、元事務次官殺害事件など逆風が吹き続けている。同所総務課の担当者は「厚労省が一丸とならなくてはいけない時に遺憾です。事実を確認して、処分を検討したい」と沈痛な表情で話した。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081213-OHT1T00034.htm