記事登録
2008年12月13日(土) 17時54分

帝王切開で妊婦がやけど 電気メスの火花が引火東京新聞

 山梨県立中央病院(甲府市)で帝王切開手術を受けた県内の30代女性が、電気メスの火花の引火が原因で右太ももに約1カ月のやけどを負っていたことが13日、分かった。

 病院によると、11月下旬に執刀医2人が手術した際、アルコール分の高い消毒液「イソジンフィールド」を塗り電気メスを使った。間もなく引火に気付き、生理食塩水などで消したという。

 執刀医らは手術台に液が垂れて残っているのに気付かず、液が気化したものに引火したとみられる。

 子どもは無事に生まれたが、病院はミスを認めて女性に謝罪。女性は今月上旬に退院した。

 事故後、病院はすべての手術でアルコール分が少ない別の消毒液を使う措置を取った。「2度とこのようなミスが起きないように、安全管理に努めたい」としている。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008121301000415.html