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2008年12月13日(土) 22時44分

「知的運動神経に刺激を」産経志塾で宮家氏が提言産経新聞

 21世紀を担う若者の人間力育成を目指す「産経志塾(しじゅく)」の最終日が13日、東京都千代田区の産経新聞東京本社で開かれ、元外交官で立命館大客員教授の宮家邦彦氏(55)を講師に、北朝鮮をめぐる世界情勢を疑似体験する外交ゲームに取り組んだ。

 北朝鮮をめぐる朝鮮半島の危機に、日本、米国、ロシア、中国、韓国の6カ国協議メンバーが、国益を守るためにどう対処するかというシナリオで行われた。

 それぞれが与えられた役割になりきり、全体の流れを客観視することで、より的確な判断力を養うなど、“知的運動神経”を刺激することが狙い。

 塾生は、首相官邸や外務省といった国内の主要ポストと米国、中国など9グループに分かれ、国益を守るための戦略を議論。他国との交渉や意思表明などを行うなど、本物顔負けの外交ゲームを繰り広げた。

 宮家氏は「知的運動神経が高まれば、さらに多くの知識を吸収できる。DNAのどこかに眠っている知的運動神経を刺激して、思考の改善に取り組んでほしい」と塾生を激励した。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081213-00000583-san-soci