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2008年12月13日(土) 22時21分

5年がかりシルクロード・ランニング 小児科医、仁志田さんゴール産経新聞

 日中友好と育児の大切さを訴えようと、イタリア・ローマからシルクロードのランニングを続けてきた、東京女子医科大学名誉教授で小児科医の仁志田博司さん(66)が13日、奈良市の東大寺で最終ゴールを迎えた。

 この取り組みは「シルクロード・ランニング・ジャーニー」と名付けられ、古代シルクロードの起点ローマを平成16年にスタート。17年からは舞台を中国に移し、中国西部の街、カシュガルから上海を経由、終点の奈良を目指していた。途中、治安の悪化や気候の問題などで、ランニングのできない地域もあったが、5年をかけて約9000キロを旅した。

 コース上の主要44都市では、市民ランニングを行うとともに、育児講演会や地元病院で乳幼児の診察を実施、シルクロードの雄大さや子供の命の大切さを訴えてきた。

 最終ゴールとなった奈良市では、午前10時すぎに「なら100年会館」をスタート。約50人の市民ランナーとともに約3キロをランニングし東大寺にゴールした。

 その後、奈良県新公会堂で、記念市民講座「シルクロードランニングの旅の意味するもの『あたたかい心』とは」と題した講演を行った。

 無事、ランニングを終えた仁志田さんは「5年間の集大成。応援してくれたみなさんに感謝しています。今後も小さな子供にあたたかい心をはぐくんでいくための行動を続けていきたい」と話していた。

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