記事登録
2008年12月13日(土) 01時59分

橋下知事を信頼しているが相容れぬ部分も… 平松市長一問一答産経新聞

 平松邦夫市長との主なやりとりは次の通り。

 −−1年間を振り返り、自己採点は?

 「自分がいかに素人だったかが分かった1年。役所には役所の動き方があり、考えたことをすぐ実行できない。その流れに自分の思いを組み込む方法が分かってきた。就任半年でぎりぎり合格の60点と言った。そこから1点は上がっていると思う」

 −−来年は不況で財政的に厳しいが

 「当初考えた以上に歳出を削減しないと予算自体が成り立たないようだ。経常経費削減に向けて、素案をまとめたが、さらに見直さざるを得ない部分がある。これは、大阪市だけの問題ではない。国に対しても声を上げていく」

 −−大阪市は第三セクターのワールドトレードセンタービルディング(WTC)の2次破綻(はたん)が目前など市特有の問題もある

 「状況によっては、財政再建計画で掲げた平成29年の収支均衡時期を先送りする。不況対策で市が中小企業支援策を懸命に打ったという理由があれば、許してください、といえるのではないか。そう言えるぐらいの仕事をすればいい。先送りしても、これまでどおり基金から借り入れはしない方針だが、これも今後、何が起こるかわからない。最後の最後で『埋蔵金』を使う可能性もある」

 −−今後の平松市政を支える幹部人事構想は?

 「総合計画審議会の下に4つの部会をつくり、活発な議論が出てきた。市政の道筋づくりの参考として大事にしていきたい。今月17日に立ち上げる行財政改革検討委員会も大きな柱。さらに副市長を来年の春にはさらに1人考えたい。金融不安などで2人では厳しい。人選はまだ。年明けから調整をはじめたい。今は外部からは考えていない」

 −−府市協調について

 「WTC(の府庁移転)や水道の統合協議は相手が橋下徹知事だからできた。水道は現段階で府案でも市案でも将来的に2000億円以上の削減ができると決まっており大きな成果だ。最終的には市民や府民に利益が出るという原則をふまえてまとめたい。WTCの府庁移転は、府市協調のシンボルになり得る。ベイエリアの活力になる可能性を秘めている」

 −−橋下知事を信頼しているか?

 「信頼している部分と、相いれない部分がある。どこかでぶつかることがあったとしても、橋下知事が大阪府をよくしたいと思っていることは信用できる。同じように、僕が大阪市をよくしたいと思っていることを信用してくれているはずだ」

【関連記事】
大阪市長が「突発性難聴」で緊急入院
大阪市長が全職員4万人にふるさと納税呼びかけ
「府への任意売却を最優先」 大阪市長がWTC問題で方針
御堂筋、財源ごと譲って 平松・大阪市長
【個室ビデオ店放火】大阪市長が消防法令研究のPT発足へ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081213-00000506-san-pol