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2008年12月13日(土) 20時40分

<岩手宮城地震>仮設にいまだ200人…発生から半年毎日新聞

 13人が死亡、10人が行方不明になっている岩手・宮城内陸地震の発生から14日で半年。大きな被害を受けた宮城県栗原市や岩手県奥州市、一関市では計128世帯329人がいまだに避難指示・勧告を受けており、仮設住宅や親類宅などの避難先で降雪期を迎えた。

 各自治体のまとめによると仮設・応急住宅に入居している人は計71世帯200人。内訳は、栗原市61世帯163人▽奥州市8世帯26人▽一関市2世帯11人。寸断された国道398号など道路の復旧や河川改修には数年かかる見通し。

 14日には栗原市栗駒で、発生時刻の午前8時43分に避難生活を送る住民らが集会所で犠牲者に黙とうするほか、同市花山でも住民らが夕方に追悼の集いを開く。

 また栗駒では復興支援コンサートを開催。花山では道の駅「路田里(ろうたりい)はなやま自然薯(じねんじょ)の館」で午前11時〜午後4時、地元農産物や加工品を集めた「復興市」が開かれ、名物料理「そばだんご」などが振る舞われる。【藤田祐子】

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