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2008年12月13日(土) 16時59分

等身大の東郷像が…さいとう・たかを氏が明かした秘話夕刊フジ

 麻生太郎首相も愛読する人気コミック「ゴルゴ13」(小学館「ビッグコミック」連載)が今年で連載40周年、単行本(リイド社刊)が150巻目を迎えたのを記念して、原作者のさいとう・たかを氏を囲む記念パーティーが開かれた。

 会場には、日本の劇画界に金字塔を打ち立てたさいとう氏を祝すべく、ちばてつや氏や藤子不二雄(A)氏、つのだじろう氏、「釣りバカ日誌」の北見けんいち氏らが駆けつけ、漫画界のオールスターそろい踏みとなった。「ゴルゴ13」の歴代担当編集者や関係者らも駆けつけ、集まった約350人が日本を代表する劇画ヒーローの記念日を盛り上げた。

 会場には出版された単行本全巻に加え、等身大のゴルゴ13ことデューク東郷の像や愛用のライフル「M16」も展示されていた。

 原作者が“カメオ出演”したアニメ版「ゴルゴ13」が映し出されたところで、黒のハットと濃紺スーツというゴルゴ顔負けのダンディーないで立ちのさいとう氏が壇上に登場した。

 さいとう氏は「40年、同じ作品を描き続けてバカの見本みたい(笑)。もう少し続けていきたいので、今後ともよろしくお願いします」と衰えぬ創作意欲を語った。会見では、ゴルゴ13のモデルが俳優、高倉健だったことや、「話の定型は10パターン。それを取っ替え引っ替えで作っている」という秘話も明かした。

 祝辞を述べた藤子氏は「僕は趣味の延長で漫画家になったが、さいとう氏は初めからプロの意識があった。ある意味、日本で初めてのプロ漫画家だ」と同世代の“戦友”をたたえた。

 ビッグコミック誌で30年以上健筆をふるうナンセンス漫画の鬼才、黒鉄ヒロシ氏は「なによりゴルゴがいまだに新鮮で面白いってことが驚異。いつかパロディーにしようっていうのが僕自身のモチベーションになっています」と冗談交じりにエールを送った。(11月13日、ホテルオークラ東京)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081213-00000011-ykf-ent