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2008年12月13日(土) 14時52分

世界に一つだけの賞状、手描きイラストで授賞理由イメージ読売新聞

 【ストックホルム=阿利明美】ノーベル賞の授賞式で、小林誠・日本学術振興会理事(64)と益川敏英・京都産業大教授(68)、下村脩・米ボストン大名誉教授(80)が受け取った賞状は、手描きのイラストで授賞理由をイメージした世界に一つの作品だった。

 物理学賞の小林さんと益川さんの賞状は「CP対称性の破れ」を、体を反対に向けた2羽の小鳥で表現した。共同受賞とあって構図は似ているが、小林さんは茶色い野鳥、益川さんはツバメに似た濃いブルーの鳥と微妙に異なる。

 化学賞の下村さんの賞状は、白い背景に数本の青や黒の線を引いたシンプルなデザイン。浜辺に打ち寄せる波を思わせるが、授賞理由となった蛍光たんぱく質(GFP)を抽出したオワンクラゲのイメージではなかったようだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081213-00000029-yom-sci