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2008年12月13日(土) 14時51分

「建国の父」映画が話題に=英雄の人間性に焦点−トルコ時事通信

 【エルサレム13日時事】トルコ建国の父で初代大統領、ムスタファ・ケマル(1881−1938)の生涯を描くドキュメンタリー映画「ムスタファ」が地元で大きな話題になっている。映画はトルコで英雄視され、批判はタブーとされてきたケマルの人間性や弱さに焦点を合わせる斬新な内容だ。
 トルコからの情報によると、映画はケマルの政教分離政策の要であるオスマン帝国のカリフ(イスラム国家の最高指導者)制廃止について、「幼少時にイスラム神学校で教師の体罰に遭ったことへの報復」でもあったとの視点を提示。アルコールにおぼれた晩年の姿も描いている。
 ジャーナリストのジャン・デュンダル監督が制作。トルコ建国記念日の10月29日、全国200以上の映画館で封切られ、観客動員数は22日間で100万人を突破した。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081213-00000073-jij-int