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2008年12月13日(土) 14時41分

映画「空へ−救いの翼 RESCUE WINGS−」公開産経新聞

 航空自衛隊航空救難団で活躍する救難ヘリコプターの女性新人パイロット、川島遥風・三等空尉の成長を描く映画「空へ−救いの翼 RESCUE WINGS−」(手塚昌明監督)が13日、全国で封切られた。

 東京都新宿区の角川シネマ新宿では手塚監督や主演の高山侑子さん(16)らが駆けつけ、舞台あいさつを行った。手塚監督は「今、この時間にも全国各地で待機している救難隊員たちがいる。人命救助のために自分の命を賭けている人がいることをこの映画で伝えたい」と期待を込めた。

 幼いころに急病の母が救難ヘリに助けられたことをきっかけに、救難ヘリのパイロットを目指すヒロイン、遥風を演じた高山さんの父は元新潟救難隊員。3年前、訓練中の墜落事故で殉職している。高山さんは「遥風は23歳ですが、私はまだ高校生。8歳年上の女性を演じるのは大変でしたが、この映画で多くのことを学びました」とあいさつした。

 撮影では空自が全面協力。救難ヘリUH−60Jの山岳、海難救助シーンの映像はCG(コンピューターグラフィックス)や特撮ではなくすべて本物。邦画史上類を見ない大掛かりな“本格スカイアクション”は大きな見どころの一つだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081213-00000534-san-ent