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2008年12月13日(土) 14時36分

直航海運便、15日初就航=短縮ルート航空便も−中台時事通信

 【台北13日時事】中台間を直に結ぶ海運貨物便が15日から就航する。中台が1949年に断絶して以降、台湾本島と中国大陸を結ぶ直航海運便が運航するのは初めて。11月に台北で開かれた中台の窓口機関による協議で合意したのを受けた措置で、同日からは週末限定だった旅客機の直行チャーター便の短縮ルートによる運航も始まる。これにより、長年の懸案だった「三通」(中台間の通信、通商、通航)が事実上実現する。
 15日に解禁となるのは(1)海運の直航便の就航(2)旅客機の直行チャーター便の新ルート運航と平日運航(3)航空貨物直行チャーター便の就航(4)直接郵便−など。
 中国と台湾本島を結ぶ海運便はこれまで、日本の石垣島や香港を経由していたが、中台双方の許可さえあれば直接往来が可能となる。直航化により、運航時間は16−27時間短縮され、運送コストの大幅な削減につながると期待される。 

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