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2008年12月13日(土) 14時23分

「戦略互恵」深化を確認=「食の安全」も協議−日中首脳時事通信

 麻生太郎首相は13日午後、福岡県太宰府市の九州国立博物館で中国の温家宝首相と会談した。両首脳は、グローバルな課題での協力を通じて日中の共通利益を追求し、「戦略的互恵関係」を深化させる方針を確認。先の6カ国協議が成果なく終わったことを踏まえ、北朝鮮の核問題でも協議するほか、「食の安全」などについても話し合う見通しだ。
 世界的な金融危機をめぐって日本政府は、深刻な影響を受ける新興国への支援として、国際通貨基金(IMF)に最大1000億ドルを拠出する意向を表明している。会談で麻生首相は、こうした取り組みに理解を求めるとともに、日本同様に高い外貨準備を持つ中国の資金拠出を促すとみられる。 

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