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2008年12月13日(土) 12時33分

野心的な削減目標が必要=米中の積極参加へ−斉藤環境相時事通信

 【ポズナニ(ポーランド)13日時事】斉藤鉄夫環境相は13日未明、国連気候変動枠組み条約第14回締約国会議(COP14)終了後に記者会見し、日本が地球温暖化対策の次期枠組み交渉をけん引するため、野心的な温室効果ガス削減を掲げる必要があるとの考えを示した。
 同相は、地球温暖化対策が実効的なものとなるよう、次期枠組みには米国や中国を含むすべての主要排出国を巻き込むべきだと強調。次期枠組みづくりに貢献するためには、「日本が野心的な中期目標を示すことが、リーダーシップを発揮する第1条件」と述べた。
 また、各国が次期枠組みを合意する期限まであと1年に迫っていることについて、「非常に厳しいが、必ず合意に達するとの楽観的見方を持って臨みたい」と述べた。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081213-00000062-jij-pol