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2008年12月13日(土) 11時53分

米の死刑執行37人、過去14年間で最少読売新聞

 【ロサンゼルス=飯田達人】米国で2008年に刑が執行された死刑囚は37人で、過去14年間で最も少なかったことが、非営利組織(NPO)「死刑情報センター」(本部・ワシントン)の調査で分かった。

 州別では、テキサスが約半数の18人を占め、バージニアが4人、サウスカロライナとジョージアが各3人だった。

 米国では1976年に死刑制度が復活して以降、執行数は99年の98人をピークに減少傾向にあり、死刑の代わりに終身刑を選択するケースも増えている。

 また、薬物注射による刑の執行が激痛を与える可能性があり、残酷で異常な刑罰を禁じた憲法に違反する疑いがあるとして、連邦最高裁が昨年9月に審理することを決め、今年4月に合憲判決を出すまで全米で執行がストップしていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081213-00000019-yom-int