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2008年12月12日(金) 14時34分

Google製Webブラウザー「Google Chrome」の正式版が公開Impress Watch


 米Google Inc.は11日(現地時間)、同社製Webブラウザー「Google Chrome」の正式版となるv1.0.154.36を公開した。本ソフトは今年9月に初のベータ版が公開され、それから14回のアップデートを経て正式版となった。

 「Google Chrome」は発表以降、高速なWeb描画やマルチプロセスによる安定動作、独特のユーザーインターフェイスなどが話題を集めた。同社によると、利用者は全世界で1,000万人以上に達しているという。

 ベータ版の公開以降、正式版に至るまでにプラグイン関連の安定性とパフォーマンスが向上したほか、独自開発のJavaScriptエンジン“V8”も改良され、同社計測で1.4〜1.5倍の速度向上を果たした。また、ブックマークの管理機能を搭載したり、プライバシー関連の設定を1カ所にまとめてわかりやすくするといった改良も施されている。

 なお、今回は安定性とパフォーマンスが一定水準に達したため正式版となったが、今後も改良は続けられ、近い将来にはRSSへの対応やフォーム自動入力機能の追加が予定されている。さらに拡張機能による機能追加の仕組みやMac/Linux対応についても開発が進められているという。

 「Google Chrome」は、Windows XP/Vistaに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、すでに本ソフトをインストールしている場合は、数日のうちに自動でアップデートされる仕組み。また、バージョン情報画面から[今すぐアップデート]ボタンを押すことで手動アップデートすることも可能。

【著作権者】Google Inc.

【対応OS】Windows XP/Vista

【ソフト種別】フリーソフト

【バージョン】1.0.154.36(08/12/11)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081212-00000009-imp-sci